CEO からのメッセージ

 Paul Rooke

皆様へ

Lexmark は、他の多くの世界的企業と同様に、経済、社会、環境の持続可能性に深く関わっています。 企業が持続可能性の課題に深く関与し、社会的責任を自覚して、この分野についての自社の取り組みを定期的に正式な形で公開するようにすれば、重要な問題を社会に対して広く提示することができます。 私たちは Lexmark の取り組みが世界中の人々の生活の質を高めることにつながることを望んでいます。

昨今の世界的な経済の混乱の中で、多くの企業が経営面で困難な縮小を強いられています。そのような状況において、Lexmark では、経済的な成功を収めることと、世界市民として責任ある行動を取ることが、同様に重要であるということをこれまで以上に認識しました。 Lexmark は引き続き、社会活動と環境活動にバランスよく取り組み、グローバル資源について思慮深く前向きなリーダーとしての立場を強めていきたいと考えています。

持続可能性と社会的責任が Lexmark にとって最優先事項である理由はいくつかありますが、 何よりもまず、「それが正しいことだから」ということが挙げられます。 そして、「それがビジネスとしても成り立つ」ということも挙げられます。 企業の環境と社会に対する責任は、消費者にとっても主要な関心事となっています。 同様に投資家も、企業が持続可能性に取り組むことを期待しています。 また、新しい法案や自主基準により、持続可能な製品を提供していない会社や責任のある態度で事業を運営していない会社は、市場への参入機会が限られるようになってきています。

このレポートには、Lexmark の戦略、これまでの達成内容、そして未来に向けての計画など、Lexmark の環境責任と社会責任に対する取り組みがまとめられています。 また、環境責任、職場の多様性、ユーザー補助機能など、Lexmark にとって特に重要な CSR 問題についても詳細に述べられています。

2009 年の終わりに、Lexmark では、自社の透明性を大幅に高め、CSR プログラムの不完全な部分を補完するためのプログラムを作成するという目標を掲げました。これは外部および社内のアナリストによって指摘されていた改善点です。 この目標は両方とも達成できました。それを報告することができ、大変光栄に思っています。 このレポートでは、GRI(Global Reporting Initiative)のパフォーマンスガイドラインの指標すべてについて説明し、透明性の度合いを最大限に高めています。 また、Lexmark の環境責任と社会責任の取り組みは、外部組織によっても認められています。 2010 年に、Lexmark は「Maplecroft Climate Innovation Index」に選出されました。 企業全体としては 7 位、セクター(テクノロジー)とサブセクター(コンピュータ)では両方とも 1 位に選ばれています。 また、排出ガス削減の取り組みについても、評価された 350 の企業のうち 2 位に選ばれました。 さらに、『Corporate Responsibility Magazine』がまとめる最新の「100 Best Corporate Citizens List」(企業市民ベスト 100)にも名をつらねることができ、全体で 60 位、環境の分野では 6 位、気候変動の分野では 8 位に選ばれています。

このように、Lexmark は持続可能性への取り組みとその成果公開において良い評価を得ていますが、改善の余地は常にあるものと私たちは認識しています。 この課題については、今後も熱心な努力を続け、リーダーとしての立場を維持していきたいと考えています。 Lexmark の経営幹部には、環境や社会への意識を企業カルチャーに取り入れていく責任があります。 このような取り組みにより、組織内のどの段階でなされる決定に対しても、持続可能性の課題が考慮されるようになります。 Lexmark の経営方針は、製品の品質と同様にとても重要です。

Lexmark は今後も継続して国連グローバルコンパクト(UNGC)をサポートし、UNGC の原則に沿って、社会問題と環境問題に配慮した方法で事業活動を行っていきます。

最後に、Lexmark の社員が社会責任と環境責任をしっかりと認識していること、そしてそれを私が非常に誇りに思っていることをお伝えしたいと思います。 社員各自の行動がすなわち Lexmark の名誉になります。私は社員の熱心な取り組みに心から感謝しています。

今後とも Lexmark をよろしくお願いいたします。

Paul Rooke Signature

ポール・A・ルーク
会長兼 CEO
Lexmark International, Inc.