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カラーフィルムが発明される以前は、カラー写真といえば写真自体を人工的に着色する以外に方法がありませんでした。カラーリングの手法は1840年代までさかのぼります。当時、写真家達はモノクロかセピア調の写真に油絵の具を乗せて色彩とリアリズムを加えたのです。この手法は実に手間も費用もかかるものでした。

そして現在、長い歳月とともに技術は著しい進歩を遂げました。フィルム式のカメラにフィルムをセットしている間に、デジタルカメラで写真を撮り、気に入った写真を選んでプリントできてしまいます。

今日、写真のカラーリングはアートになり、使用する材料によって仕上がりも様々です。ハンドカラーリングは写真に芸術的な味わいを加えます。ハンドカラーリングは、芸術的センスを求められるわけでもなく、何より、間違えても簡単にやり直せることが魅力です。色鉛筆とデコレーティングチョークさえあれば誰でも写真を楽しく加工することが可能です。早速カラーリングをはじめましょう!

始める前に

step 1

写真を選択します: できるだけ対象がわかりやすく、ピントの合った明るい写真を選びます。背景がごちゃごちゃした写真は対象が不明瞭になりがちです。背景はなるべくシンプルで、コントラストがある (明暗がはっきりした) 写真が望ましいでしょう。通常、明るい写真の方が効果がはっきりと現れます。これは暗い場所では色味が落ちるためで、写真をモノクロに変えると暗い部分は黒く表示されます。

Step 2

モノクロにします。

写真をプリントします: ハンドカラーリングに最も適しているのはマットタイプのフォト専用紙か白のカード用紙です。織り目加工のないカード用紙が最適でしょう。1 枚か 2 枚、余分にプリントアウトしておくと、やり直したいときなどに便利です。

Step 3

カラーリングを開始します: モノクロの状態でも物体の質感や陰影が感じられるはずです。色付けして強調する対象を決め、その領域に色鉛筆かデコレーティングチョークで色を入れていきます。背景はパステルカラーを使って、薄く、軽いタッチで色を付けます。色を入れすぎると透明感が失われます。デコレーティングチョークの場合、着色するための道具は多岐に渡ります。綿棒、アイシャドー用のチップなどが一般的ですが、他にもいろいろな道具を使用して、使い勝手のよいものを見つけてください。複数の色を混ぜることもできます。ただし、写真の上で直に色を合わせていくよりも、別の用紙で予め色を調節することをお薦めします。

花の写真のカラーリングにはデコレーティングチョークが役立ちます。色鉛筆は比較的細かい箇所の色付けに適しています。綿棒かアイシャドー用のチップを使用して、背景に薄く色を付けましょう。黒っぽさが和らぎ、コントラストが弱まります。同じ手順で花に色を付けます。色調を深くするには、上からさらに色を塗り重ねます。色を付けすぎてしまった場合でも、チョークは手芸用消しゴムで簡単に手直しできます。花の色付けでは、広い範囲をサッサッと徐々に塗り広げていくときれいに仕上がります。色の濃い方から薄い方に塗り広げるのがコツです。

チョークと鉛筆を使った色付けをマスターしたら、油絵の具を使った本格的な色付けにも挑戦してみましょう。広い範囲は綿棒で、細かい箇所はつまよう枝の先にコットンを巻き付けて使います。綿棒を溶き油に浸して使うと、透明感が生まれます。カラーリング写真に丁度良い風合いを出すテクニックですので、覚えておきましょう。写真のカラーリングは慣れるまで多少時間がかかります。その過程も楽しみながら、素敵な写真をつくりましょう!

 

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